ナギダイアリー レビュー|丸く鋭い映画(☆3.5)

映画レビュー

監督・脚本:深田晃司

キャスト:松たか子、石橋静河、河口和空 他

配給:スターサンズ

あらすじ

自然豊かな町「ナギ」で、ひとり彫刻を作り続ける寄子。ある日、東京と台湾で建築家として働く友梨が、別れた夫の姉である寄子のもとを訪れる。彫刻のモデルを務めることになった友梨は、寄子と過ごす日々の中で、彼女が抱える知られざる喪失に触れていく。幼なじみの好浩やその息子たちとの出会いも重なり、穏やかだったナギの日常が少しずつ揺らぎ始める。

上映時間:110分

ナギダイアリー ネタバレなし感想

都会で生活する人が田舎を訪れ、普段とは違う環境の中で自分の日々を見つめ直していくような映画なのかなと思って観始めたのですが

途中から、「割と社会的な映画だ」という印象に緩やかに変わっていきました

ただ、強く何かを主張したり、押し付けてくるようなものではありません

松たか子演じる寄子は、一風変わった人物

こういう役、本当に上手です

笑ってしまう

最初は芯のある強い人で、ユニークで、親戚のおばちゃんくらいに居てくれるとすごい嬉しい存在だなと思っていましたが

物語が進んでいくと、正直少し怖くも感じてきました

友梨と一緒に、奈義のいろいろな場所を案内してもらっているような感覚もあり、自然豊かな町の風景も印象的でした

ストーリーは決して分かりやすいものではなく、作品が何を伝えようとしているのか、すべてを理解できた訳ではありません

それでも、思いを持って作られた作品なんだろうということは感じました

役者さんも素敵でした

はっきりとした感情が残ったわけではありませんが、

観終わった後は、「良い映画を観れた」という少し幸せな感覚になりました

こんな人にオススメ!

  • 余白のある映画が好きな人!
  • 静かな雰囲気の映画が好きな人!
  • 松たか子の演技が好きな人!

※以下、ネタバレあり

 

個人的に印象に残ったはるきのセリフ

友梨との会話の中での、はるきの

「僕はお父さんの世界の、もっと端っこに居たいんだ」

というセリフにひどく共感した

「僕とお父さんは濃すぎるんだ」って

このセリフが、この映画にとって何か大きな意味を持つものだとは思わないけど

個人的にすごく心に残った

私が映画を好きなのは、こういうところもあって

思いもよらないところで

ふと、心を拾われることがある

コメント

タイトルとURLをコピーしました