ヌーヴェルヴァーグ レビュー|「勝手にしやがれ」の舞台裏(☆3.5)

screen

監督:リチャード・リンクレイター

脚本:ホリー・ジェント 他

キャスト:ギヨーム・マルベック、ゾーイ・ドゥイッチ、オーブリー・デュラン 他

配給:AMGエンタテインメント

あらすじ

1959年、フランス。映画批評誌「カイエ・デュ・シネマ」で執筆活動をしていた28歳のジャン=リュック・ゴダールは、フランスの若手俳優ジャン=ポール・ベルモンドとアメリカの人気女優ジーン・セバーグを主演に迎えた長編監督デビュー作「勝手にしやがれ」の制作を開始する。ゴダールの斬新で自由奔放な撮影手法に周囲は振り回されるが、映画づくりへの情熱を共有した撮影現場は活気に満ちていく。(映画.comより)

 

新しい波

ヌーヴェルヴァーグ」とは、

1950年代末から1960年代にかけてフランスで興った映画運動。

「新しい波」の意。

だそう。

 

ストーリー云々というよりは、作品全体の雰囲気や個々のキャラクターが良かった。

とにかくキャラクターを大事にしている印象で、劇中でも毎度1人1人丁寧に名前のテロップが出たり
公式HPでも「人物ガイド」というかたちで丁寧に登場人物を紹介している。

ゴダールは終始小難しいことを言っているけど、この作品はユーモアに溢れていてとてもみやすかった。

「勝手にしやがれ」を見返したくなること間違いなし。

以下、ネタバレあり

 

ジャン=リュック・ゴダール

「勝手にしやがれ」は随分昔にみたことがあるけど、内容はほとんど覚えてない。

ピクシーカットのジーン・セバーグは印象的だったけど。

正直おもしろいと思った覚えはないなあ。

ジャン=リュック・ゴダールは割とイメージ通りだった。

元々映画批評家なのは知らなくて、意外だった。

生粋の映画監督なのかと。

 

フランソワ・トリュフォーとか、エリック・ロメールとか聞いたことある名前がゾロゾロ出てきて、

試写会のあとにみんなでタバコ吸いながらボソボソ喋ってたり、制作に行き詰まったら相談したり、

作品けなしあったり。

楽しそうだった。

尋常じゃないくらいみんなタバコ吸ってた。

 

「勝手にしやがれ」の撮影現場

冒頭にもかいたけど、1人1人のキャラクターが良くて。

特に助監督とカメラマンが好きだった。

助監督は一見おとぼけな感じだけど、しっかり仕事はしてたし

終始ゴダールの味方な感じだった。

誰にも見せるなと言われた脚本をカフェの客にみせるやつ好きだった。(笑)

カメラマンも飄々としてて、ゴダールのいうことに何も抵抗しないで乗っかる感じがよかった。

他にもメインの3人もだし、スクリプターの女性とかも好きだったな。

みんな文句言いつつ付き合ってあげてる感じ。(笑)

 

撮影現場なんてもちろん知らないけど、すごい自由な雰囲気でみんな楽しそうで

みてるこっちもなんか楽しかった。

不満を持ってる人もいたけど、みんなやれやれな感じでも付き合ってあげてる雰囲気で、

合間にダンスしたり、カメラに向かってみんなでウインクして遊んでるのとか微笑ましかった。

やっぱり女子の方が厳しいんだ、ああいう時。

文化祭の「ちょっと男子~」のやつ。全世界共通だ。

 

ジーンの旦那さんも良かった。めちゃめちゃ大人。

ジーンとゴダールの間に入ってあげて、グチも聞いて、言うべきことはしっかり言って。

 

なんか、楽しそうだったー、全体的に。

ほんとずっと微笑ましかった。子供みてるみたいというか。

喫茶店でダベったり、遊んでるみたいにアイデア試してみたり

ダラダラふざけあいながら毎日撮影して、プロデューサーに怒られて、

あんなの幸せだ。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました